マーガレットを君に１

＃２１ ページ21

渡「いただきます」


『はいっ』



翔太くんの口に運ばれるじゃがいもを見届ける



渡「うわ！うまっ」


『お口に合いましたか、？』


渡「めちゃめちゃ合います！」


『ふふ、良かったです』



美味しい美味しいとおかわりまでしてくれた翔太くん


はぁ、練習しといてよかった、、




ご飯も食べ終わって沢山お喋りもして今は翔太くんがお風呂に入ってる


このあとって、どうなるんだろう、、




渡「お先〜」


『は！はい！』



続いて私も入らせてもらう


わ、このシャンプー翔太くんからたまに香ってくる匂いだ…



『お風呂いただきました、』



お風呂から上がるとソファーに座っていた翔太くんが立ち上がった


渡「もう寝る？」


『え！あ、はい！』



翔太くんのあとについて入った部屋は寝室


うわぁ、ベッドおっきぃ、、



渡「じゃ、俺あっちのソファーで寝るし」



え？



『いや、そんな、翔太くんがベッドで寝てください』


渡「いいって、ソファーで寝るの慣れてるから」


『でも、』


渡「ん、おやすみ」



出ていこうとする翔太くんの服を掴んで引き止める



渡「、」



まだ、一緒にいたい、、



『こ、このベッド、1人には大きすぎます、』


渡「俺、いつも1人で寝てるけど」


『…』


渡「あーもう、分かったって」







ベッドに入ってしばらく経ったけど全く寝れない


翔太くん、寝た、？


横を見ると私とは反対の方を向いている翔太くんの姿


そっと近づいてその背中におでこをくっつける




渡「ねぇ、誘ってんの？」


『ひっ！びっくりした、、起きてたんですか、？』


渡「好きな女が横にいるのにそんな簡単に寝れねぇわ」



好きな女…



渡「めっちゃ我慢してんのにそんなことされたらやばいんだけど」


『我慢、？』


渡「うん、ほんとは今すぐにでも抱きたい」


『っ！？、』



え、抱くって、その、そういうことだよね、？



渡「ふっ、そんな強ばらなくても大丈夫だって、Aのペースに合わせるから」



そう言ってまた背中を向けてしまう翔太くん



怖いのもあるけど違うの


翔太くんが私に対してそんな風に思ってくれてることが嬉しいの




全身でひっつくように近づく



渡「だーかーら、」


『我慢、しなくて、いい、です』


渡「え、」



『あの、でも、初めてだから、ゆっくり』


渡「後悔しても知らねぇよ？」



言い切る前に翔太くんが身体を起こし上から見下ろしてきていた



『はい、』

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