マーガレットを君に１

＃３４ ページ34

やっと唯と時間が合って仕事終わりに合流した



翔太くんのことも沢山聞いてくれて、自分のことのように怒って泣いてくれる唯


2人して周りも気にせずにわんわん泣いた



『はぁ、なんか、すっきりした』


唯「失恋を経験した女は強いからね」


『ほんと、そうかもしれない笑』





2件目に移動してお洒落なカクテルで乾杯する




『あのさ、友達と思ってた人に、好きって言われたときって、』


唯「え！佐久間告ったの！？」


『え、なんで、佐久間って、、』


唯「どうなの、佐久間」



唯、知ってたんだ、、



『佐久間って意外と周り見てるよね』


唯「…え？」


『え？』


唯「阿部くんじゃなくて佐久間が？」


『そう、なんか誰も気付かないことでも気付いてくれたり、』


唯「それはー、…Aだからじゃない？佐久間はずっとAのこと見てきたから、」



ずっと、、


『はぁ、私、最低だよね』


唯「なんで」


『佐久間の気持ちも知らないで翔太くんのこと沢山相談してたし…』


唯「それはしょうがないでしょ、それに佐久間も望んでそのポジションにいたんだから」


『そうなの、？』



唯「ねぇ、正直佐久間のことどう思ってるの？」


『友達…』


唯「ふは笑」


『一緒にいるとさ、すっごい楽しいけど友達以上の関係になるのが、想像できない』


唯「あー、そっかそっか」


『女子らしいもの選んだほうがいいのかなとか考えないの』


唯「めっちゃ楽だけどね」


『まぁ、そうなんだけど、』



唯「ドキドキする？佐久間に」


『…』


唯「え！？するの！？」


『いや、なんかさ、今まで言わなかったこととか、しなかったことしてくるんだよ』


唯「ほお、」


『そのときにドキッとしちゃう、ドキドキとはまた違うんだけど、、』


唯「あーなるほどねぇ、

好きなんか言われてたら余計に意識しちゃうしね」


『そうなの！ほんとに！

…でも、今はまだそういうの考えられない』



唯「まぁ、次に進みたくなったら向き合ってやるか、ってぐらいの気持ちでいなよ」


『そんなこと、』


唯「佐久間もAに焦って答え出してほしくないはずだから」


『うん、』





佐久間、


ちゃんと向き合うから、向き合いたいから、


もう少し時間ください

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