【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ13)

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★ ページ13

楽屋について、一息つく。

ペットボトルのコーヒーを飲み干して、
ビターチョコを口に含む。

仕事終わり、この二つがあれば一気に気持ちが落ち着く。

この局での仕事やりにくいなぁ。
そんなことを考えながら帰り支度をしていたら、
ドアをノックされる。

「はい。」

AD『あの、プロデューサーが石黒さんのことを呼んでまして。』

先ほどのADさんがやってきた。

嫌だなと思ったけど、プロデューサーさんが
呼んでいるなら仕方ないなと思い、一緒に部屋を出る。

「あの、、、。こっちで合ってます？」

局のデスクではなく、薄暗いところに通される。

「あのっ、、、。」

AD『なんで俺はダメであの俳優はいいんだよ。』

「きゃっ、、、。」

突然暗い部屋に連れ込まれる。
やや埃っぽいこの部屋は大道具なんかを置いているらしい。

「何して、、、。」

AD『アイドルだかなんだか知らないけど調子乗りやがって。お前が連絡先交換しないのが悪いんだよ。』

「ちょっと、、、。」

私の服に手をかけ、脱がせてくる。

AD『どうせいろんな男とやってるんだろ？なら俺もいいだろ。』

「やめっ、、、。」

叫ぼうとしたら口を塞がれる。
下着姿にされ、それさえも取られそうになった時だ。

AD『なんだよ、うるせーなー。もしもし。、、、。え？分かりました。今すぐ行きます。』

どうやら誰かに呼ばれたらしい。

AD『この服は預かるから。そしたら出られないだろ。ここから出んなよ。さもないとお前の事務所の人間出禁にするから。』

そういうと部屋を出て行った。

あの人に出禁にするような力は
持ってないだろうけど。

それでも、この姿で部屋を出る勇気はなかった。

携帯も荷物も楽屋に置きっぱなしだし。
他のメンバーはそれぞれ個人仕事で、
この局に来てないし。

どうしよう。私は暗闇の中、途方に暮れていた。