【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ17)

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★ ページ17

田『もう大丈夫だよ。あのADはここに来ないから。で、服を持ってきてもらうし。あ、あとちょっと電話するわ。』

それからおそらく慎太郎くんと松村くんに
電話をかけている。

「あっ。そんなおおごとにしなくても、、、。」

田『ダメだって。これは犯罪だから。ちゃんと対処してもらわないと。事務所にも北斗から連絡してもらうから。』

そう言って優しい顔を見せてくれた樹くんが
私から離れようとする。

でも、不安感や離れたくない思いが溢れてきて、
私は咄嗟に彼の服の裾を掴んでしまった。

田『え？』

「あっ、、、。ごめっ、、、。」

もうすぐ雪白ちゃんも来るのに。
離そうとしたら樹くんが微笑んで私の手を握った。

恥ずかしくなって顔が見れない。
だけど、温かい彼の手を離すことなんかできなかった。

雪『石黒ちゃん！？大丈夫？』

スタッフ『大丈夫ですか？』

雪白ちゃんが顔見知りのスタッフさんと一緒に
服を持ってきてくれた。

田『あのADにここで襲われたらしい。服ありがと。』

スタッフ『うちの職員がすみません。今、上層部にも連絡しましたから。』

雪『まずはこの服着よう？』

「あっ、、、。う、うん。」

やばい。雪白ちゃんの前で樹くんと手を繋いでた。
でも、彼女はそんなそぶりを気にすることなく、
私に服を着せてくれる。

スタッフ『すみません。しんどいと思うのですが、話を聞かせてもらっていいですか？』

「あ、はい。大丈夫です。」

田『俺も行きます。』

雪『私は、、、。他のメンバーに話をしてくるから楽屋に戻るね？』

あっ。雪白ちゃんは樹くんが私のそばにいて
大丈夫なのかな。

それだけ信用してる証拠なのかも。
胸がちくっと痛くなる。