【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ18)

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それからは上のお方や私のマネージャー、
事務所の上層部の人間なんかがやってきて、
色々と話を聞かれた。

その間も隣に樹くんがいたから、
なんとか話すことができて。

あのADさんは解雇となるだろうとのことだった。

気づいたら夜遅くなってしまっていた。
ようやく帰宅することができる。

マネ『あの。送りたいんですけど、この後、宮舘さんが仕事あって、、、。』

そうだよね。本来なら他のメンバーに
ついていくはずだったのに抜けてきてくれたから。

田『そしたら俺送りますよ。』

「えっ、、、？」

マネ『助かります。こんなことあったばかりだから不安だったんです。よろしくお願いします。』

マネさんはそう言うとダッシュで局を出て行った。

田『とりあえずタクシーだけど帰ろっか。1人だと怖いでしょ。』

「、、、ありがとう。他のみんなは？」

田『んー？帰ったんじゃね？』

そう言って、手配されたタクシーに乗り込む。

車内には沈黙が流れて少し気まずい。
だけど、彼が隣にいることに確かな安心感がある。

田『じゃあ、ありがとうございました。』

私の自宅前に着いたタクシーから樹くんも降りる。

「え？」

田『部屋まで送る。』

樹くんが私の隣を歩いて、マンションの中に入る。

「え、ここで大丈夫だよ。」

田『あんなことあったから怖いでしょ。部屋に入るまで安心できないから。』

「、、、ありがと。あ、部屋、ここなんだ。」

部屋の前に着いて、樹くんが帰ろうとする。

田『そっか。良かった、無事で。じゃあ。』

「あのっ。」

田『ん？』

帰ろうとした樹くんを咄嗟に呼び止める。

「お礼って言い方は変なんだけど、紅茶でも飲む？」

田『あー。』

そう私が言ったら、樹くんが少しだけ顔をしかめる。

「あっ。ごめん。雪白ちゃんいるのに。なんでもない。じゃあ、おやす、、、。」

田『入る。』

樹くんはそう言うと玄関の中に入ってきた。

「え？でも雪白ちゃんは大丈夫なの？」

田『ん？A？なんか関係ある？』

「いや、誤解されないかなって。」

雪白ちゃんからしたら、
いくら同じ事務所の人間とはいえ、
異性の人の部屋に好きな人が入るのは嫌だろう。

、、、私なら嫌だから。