【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ19)

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★ ページ19

田『待って。ごめん。確認してもいい？』

「う、うん。」

田『俺と雪白Aが何かあると思ってる？』

「え？好きなんだよね？お互い。」

そう樹くんに言ったら、きょとんとした顔をしていて。
しばらくしたら笑い始めた。

田『俺と雪白が？それはありえねー。』

「そうなの？でも仲良しだから、そうなのかなと。」

田『仲はいいけど、なんていうか、親友みたいなもんだよ。恋愛感情はない。つか、俺、好きな人いるし。』

安心したのも束の間、
樹くんの言葉にショックをうける。

あ、、、。そうなんだ。
好きな人、、、。そうだよね。

「それなら尚更だめじゃん。私の部屋に入ったら。」

田『え？なんで？』

「だって、好きな人に誤解されちゃう。」

田『うーん。そうかぁ。』

そう言うと少しだけ考えこんで私に問いかける。

田『石黒ちゃんはさ、好きな人には尽くしたいと思わない？』

「思う。」

田『その人が辛いことあったら助けようとか、そばにいようとかは？』

「もちろん思う。」

田『だよね。』

「え？」

樹くんがあまりにも真剣な顔でこちらを見ながら言う。
なんだかまるで、、、。

田『多分今、石黒ちゃんが思った通りだよ。』

「うそ、、、。」

田『でも、そんな気なかったよね。俺嫌われてるし。』

「それはありえない！」

田『え？』

樹くんを嫌いだなんて。
そんなことは絶対にない。むしろ、、、。

「逆なのっ。」

田『え？』

「私、樹くんのことすっ、、、。」

好き。

そう言う前に彼に抱きしめられる。

田『その先、俺に言わせて？』

そう言って顔を覗き込まれる。

田『俺、石黒ちゃんのことが誰よりも好きだよ。』

1番欲しかった人からの1番欲しい言葉に涙が止まらない。

田『俺泣かせてばっかりじゃん。』

「ううっ、、、。だって嬉しくて。」

田『で？石黒ちゃんはどうなの？』

私は彼に抱きついて言った。

「私も、、、。樹くんのこと大好き。」

その言葉を聞いて、樹くんは優しく微笑んでくれた。