【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ4)

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side YUKISHIRO ページ4

渡『Aがさ、アンバサダー務めてるところの美容液、まじ良かった。』

石『本当に？早速使ってくれたんだ、ありがと。』

渡『いや、使うっしょ。お前、自分がいいと思わないとその仕事受け入れないじゃん。』

石『まあね。人に勧めるのに抵抗感のあるものは嫌だから。』

渡『はっはー。お前のそういうところいーわ。あと他にない？おすすめ。』

石『そうだなぁ。』

今日はSnowManとSixTONESで一緒に仕事をする日。

17人が集まるとみんなでワイワイガヤガヤとした
雰囲気になるのはいつものこと。

そんな中でも一歩下がって微笑んでいるのが、
SnowManの紅一点、石黒Aちゃんだ。

この事務所において、女性アイドルとしての礎を
築いてくれたのは、紛れもなく彼女だ。

私がまだ一般人だった頃、芸能ニュースで
石黒ちゃんの事務所加入が世間を騒がせた。

当時の社長が彼女の才能に惚れ込んで、
事務所に入れた話は今や伝説となっていて。

風当たりも強かったけど、圧倒的なカリスマ性と
ダンススキル、その美貌で徐々にみんなに受け入れられて。

今や世界にも進出するモデルであり、
彼女がおすすめしたものはあっという間に完売させる
インフルエンサーであり。

個人で開設したSNSのフォロワー数は、
ここ2年で始めたばかりなのに、
日本人の中でトップクラスだ。

そんな彼女と初めて会った時は、
緊張したのを覚えている。

路上ライブをしていたところを社長にスカウトされて、
事務所に所属することになった私を
温かく受け入れてくれた。

よろしくね、そう言って握った手のひらの温もりは
今も鮮明に記憶している。

それからは歴も年齢も下である私だけど、
お互い唯一の女性アイドルとして、
対等な関係を築かせていただいている。