【完結】SnowMan &SixTONES×紅二点 (ページ31)

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『誰もおらんかったで。やから大丈夫やろ。』

「え？そうなの？ならいっか、、、。」

そのまま手首を掴まれて、
ラウンジに連れて行かれる。

確かにさっきそこにいた翔太くんも
目黒くんもいなかった。

「打ち合わせ大丈夫なの？」

『うん。俺だけ仕事あって。やけど早く終わったから直接来たんよね。他のメンバーはまだ新幹線の中ちゃうか？』

「そう。」

それから2人とも無言になる。

『で？なんで泣いてたん？』

「うぅー。まさかどぉー。」

『どうしたどうした。聞くで。』

私はさっきあった出来事と、告白した時の話をする。

「ってわけですよ。どうなんやろ。」

『んー。なるほどね。しんどかったなぁ。』

頭をポンと叩かれるとさらに涙がこぼれてくる。

「もうあかんやん。私どうしたらいいの？」

『、、、俺にしとく？』

「え？」

思わず涙が引っ込んでしまい、正門を見る。
彼の顔は真剣そのものだった。

『前にも言ったでしょ？慰めるって。俺のこと嫌いじゃなかったら付き合ってみる？』

「でも、、、。正門にはなんのメリットもないよ？」

『いや、あるよ。俺、雪白のこと好きだし。』

「う、うそぉ、、、。」

全然気づかなかった。
そんな雰囲気はみんなでいる時は一切なかったし。

普段連絡もあまり取ってなかったから。

『好きやけど、雪白は渡辺くんのこと好きやし、別に諦めていたんよ？やけど、そんな顔するんやったらさ。俺は好きだから幸せにできんで。今は俺のこと好きやなくてもいい。けど、一回試さん？』

どうなんだろ。

別に嫌とかではないけど、
正門の気持ちを弄ぶみたいで気乗りはしない。

『それでやっぱり渡辺くんのこと好きやってなったんやったら、その時は俺もキッパリと諦めるし、別れるし。』

「でも、、、。」

『そんな深刻に考えんといてや。軽い感じでええねん。とりあえず。な？』

「う、うん、、、。分かった。」

翔太くんを忘れるのにはいいのかもしれない。

『やったらよろしく！今日仕事は？』

「これから打ち合わせ。」

『それなら終わったらご飯行こうや。多分俺の方が遅なるから待ってて。』

「了解。」

付き合ったってなっても、
特に雰囲気が変わるわけではなく。

私も時間になったので、会議室に向かった。