紅一点×SnowMan⑩ (ページ9)

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side MEGURO ページ9

年末に初めての紅白やデビューして
初めてのカウコンが控えていた中、舘さんが
コロナに感染したことでメンバー全員自宅待機になった。

今日は待機組が仕事再開する日。
リハだけど、舘さん、A以外のメンバーが
来ている。

「あれ？Aは？」

深『あー。他に仕事入ってんのかな？』

「しょっぴー知ってる？」

なんとなく知ってそうなしょっぴーに聞いてみる。

渡『いや、知らん。』

向『あー。みんな久々やんな！会いたかったわぁ。』

佐『昨日テレビ電話しただろ？』

向『でも会ってへんやん。』

阿『おはよー。』

岩『はよ。』

ラ『みんないるー。久々だね。』

続々とメンバーが入ってくる中、
やっぱりAは来ない。

向『ん？A来てへんやん。おつるー。Aは？』

康二も気づいたみたい。
近くにいたおつるに聞いてる。

おつる『松雪さんはドラマの撮影の方に行きました。自宅待機によって遅れてしまってるので、、、。』

深『大変だなー。』

お『でも、振り入れは自宅でしていただいてるので、おそらく大丈夫かと思います。』

岩『それは助かるな。』

やっぱりAは大変なんだな。

今期もドラマのメインキャストやってるし、
来月は映画の公開もあるから番宣にひっぱりだこらしい。

そのどちらとも北斗くんと一緒なのが
少し引っかかるけども。

それで4月からは滝沢歌舞伎も始まる。

「大丈夫かな、、、。」

渡『ん？どうした？』

「いや、なんでもない。」

ふぅと小さなため息をついて、考える。

あの時、無理矢理Aの家に行ってから、
一度も自宅には訪ねていない。

行きたい気持ちはあるのだけど、
共有されるスケジュールを見ると朝から深夜まで
スケジュールがびっしり入っている。

そんなのを見ると
なかなか遊びに行こうって気持ちにはなれなかった。

「っし。」

小さく気合いを入れて、振り入れに集中する。
7人での振り入れも終わって、各々帰り支度を始めた。

ラ『あれ？しょっぴー帰らないの？』

いつもならいの一番に帰り支度をして
帰っていくしょっぴーが帰ろうとしない。

渡『あー。なかなか覚えられなかったから少し居残りしようかなって。』

向『え？しょっぴー珍しいやん。仲間ー！やけど、俺は予定あんねん。』

佐『へー。翔太でもそんなことあるんだね。』

他のメンバーがそんなことを話しながら帰っていく。